本文へスキップ

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.011-736-3388

Logos 今月の言葉


2017年 4月 館長からのメッセージ
  


2008年9月わたしはセンター館長に就任して建物を見回りました。旧館の建物は何度か利用したことがありますので地下室は知りませんでしたが、集会室、図書室、小さな祈祷室は存じていましたが、新館は存じませんでした。ただ夏、書店を利用するために裏の駐車場から来たことがあります。
あらためて5階まで案内されて図書室がなくなっているので書物はどうしたのか、ふと考えて聞きますと新館になってからどうしたかわからないとのことでした。
クリスマスになって札幌YWCAが礼拝をするということで案内されて5階の「チャペル」にいきました。チャペルなのに講壇がなく、婦人が小さなオルガン、たぶんどこかの音楽教室で使用して必要なくなったものをもらい受けた42鍵のものにかがみこむようにして座っておられました。その様子に、わたしは何かとても気恥ずかしい思いに駆られました。
市内でオルガンをお持ちの方をお訪ねして、古いオルガンがないかお尋ねしましたが廃棄したとのことでした。
2013年、センターの2階ホールで葬儀が行われており、終わって、そこの参列しておられた山内照夫さんの夫人が、ご自分の家に、今では利用していないオルガンがあり、センターにあるのよりまだましだから、差し上げるといってくださいました。お嬢さんはセンターでの奏楽にご奉仕してくださっていた鞍懸悠子さんでいた。⒒ストップ72鍵でした。
それ以来礼拝では用いてきました。2階ホールに移動したり、5階チャペルに運んだりしていました。
2017年4月、札幌YWCAが新たに市内に活動のサテライトをしつらえ、礼拝で感謝をささげました。その際招かれて参加しました。礼拝で電子オルガンでしたが、ちゃんとした奏楽がなされていました。電子オルガンがあるのです。
わたしは決意しました。電子オルガンでも、よい奏楽ができる!
新年度予算の打ち合わせの際に、総主事と相談して購入することとしました。早速多米実氏に相談しました。ご紹介があって契約をしました。
4月24日(月)搬入の運びになりました。心の中に思っていたことが実現しました。
もう1つあります。図書のことです。2010年、実は図書が段ボールに2箱、ばらばらにあちこちの物置に詰め込まれていたのを見つけました。それらを整理して、玄関ホールに図書コーナーを設けて配架していました。
およそキリスト教ということがあるところでは必ず書物があるのです。センターに図書がないということはキリスト教にとって致命的といえます。本を読んで視野を広げるのです。それは過去からと現在の展望を得るのです。これはキリスト教にとっても決定的に必須なのです。コーナーを少し広げます。
今年度も新たな歩みが小さく始められました。喜んでください。
                                     雨貝行麿

2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年