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Logos 今月の言葉

20194
「北海道クリスチャンセンター聖歌隊」と呼ぶことがありました。
 
センターではキリスト教の施設でありながら「礼拝」の類は一切ありませんでした。ですから館内で「礼拝」の奉仕するという団体ではありませんでした。
「クワイア」は、いわば会館としては宣教師が指導する任意団体にしましたので委員会等に報告することもありませんでしたが良い活動がなされていたようです。「報告」ということがありませんので残念なことに記録の類が残っていません。いつのまにか合唱団は団体としての組織の位置づけのないままバーカー館長が指導する讃美歌愛好団体になっていました。毎週月曜日夕方センターにあつまって讃美歌を愛好するグループです。
2000年にバーカー宣教師が館長を辞任しました。まもなくバーカーさんが体調を崩されると、このグループは高下さんをまとめ役にしたグループになりました。ただ「北海道クリスチャンセンター聖歌隊」と呼ぶときもありましたからセンターの聖歌隊だと受け取る向きもありました。しかし実態はセンターの利用団体のひとつでした。
2008年、雨貝が館長に就任するとセンターとして「礼拝」をすることとしました。納骨しているご遺族のための礼拝、創立記念日の礼拝、クリスマス礼拝をすることとしました。そこで「クワイア」に協力を依頼しました。快く協力しはじまました。
館長は「クワイア」をそのまま「センターの礼拝等諸活動」に協力する「聖歌隊」とする案を「クワイア」に提起しました。しかし、「クワイア」の当事者は従来の「クワイア」としての自主団体にとどまることをよしとしていました。
礼拝に協力したり、しなかったりが続きました。

2013年、「クワイア」の委員会で、鈴木眞一さんが中心となって、あらたにセンターの活動に協力する、とくに礼拝に際しては「聖歌隊」として協力するということになりました。
センターも礼拝のみならず宣教活動に協力していただくこととしました。名称も「北海道クリスチャンセンター聖歌隊」として名実ともに規約も改正しました。
両者の新しいかかわりがはじめられることになりました。
この合唱団は、バーカーさんのお世話で始められ、世代を超えて継続され、たくさんの方がたが、その時々に、参加されてきました。
いまでは、指揮者、同時に推進役の鈴木眞一さんによって、讃美歌のみならず、バッハのカンタータなどに挑戦し、レパートリーも広がっています。 また会報「マラナタ」を隔月に発刊、交流のみならず、その働きを発信しています。声楽アンサンブルを充実するためにヴォィストレーナー(川端純子さん)もおいての訓練・向上も図るようになりました。2019年からは副指揮者大和田真理子さんをおいての万全を期するとのことです。会員も22名になりました。
またミシェーラ室内アンサンブルともコラボをして、7月の「平和の祈り・コンサート」でも意欲的に企画・運営しています。
来年は創立65周年、改組5周年になります。
センターとしてこの働きを一層支援していきたいと思います。 雨貝行麿