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Logos 今月の言葉

201812

センターでは、12月に入ると「クリスマス・フェスタ」としてのお祝いの行事です。この企画は、クリスチャンセンターを地域の方がたに知ってもらうことと、センターの中で仕事をしている人びとの交流をする、この2つを目標にして始めたのです。
センターに活動の拠点を置く団体たちから、1名の委員をだして協議会をします。企画を相談するとともに、同時にその人たちは、また企画を実現する働き人です。
センターが何のために設立されたのか、そして今どんな働きをしているのか、キリスト教だから、担い手たちが、いつもその働きの意味を考えることをするのです。今から将来に向けて、今の働きはどのような意味をもっているのか、そのように自分でも問いかけるのです。
主な行事として、今年も、アドヴェントに入ると1階ロビーで「クリスマス・ツリー」の点灯をします。これにはYWCAが指導している、子どもたちの集いとして「エンジェル・ボイス」という聖歌隊がクリスマス讃美歌を歌います。
幼稚園の世代から小学生の子どもたちが帽子とガウンをつけての出演・奉仕です。それに子どもたち、その親たち、参加者、センター関係者が集い、みなで賛美歌を歌い、その後クリスマス・ツリーにスウイッチをいれます。夕闇が迫るころ、センター入り口が急に華やかになります。そして心づくしの茶話会をワイズカフェで楽しいひと時を持ちます。

次いで12月第2土曜日午前中「コンサート」とYWCAは独自に「バザー」をします。
コンサートは、ことしは前半をYWCAの会長高橋さんと南雲さんが「芋虫さんがさなぎから脱皮して美しい蝶になる」というお話をピアノと歌を交えてなさいました。子どもたちのマン円く見開いた眼を忘れません。つづいてセンター職員とその友人、札幌地区教会青年協議会のメンバーが最近の歌をリコーダーの演奏で提供してくださいました。
保育園の子どもたち、土曜なので少ないのですが、歌に体を揺らして、足をあげて同調してくれました。ここで子どもたちはお昼寝の時間です。
休憩では、ホールの後ろに茶菓を用意してふるまってくださいました。クッキーとコーヒーでちょっとした語り合いの場を設けました。
そして後半、聖歌隊とヴァイオリンの独奏、クリスマスにふさわしい名曲を、いま演奏家として駆け出しですが、とても力のこもった感動を与えた演奏をしてくださいました。「感動した」と好評でした。
締めくくりは、なんといっても札幌メールクワイアの方がたによる演奏です。この「フェスタ」を始めて以来の、とても強力で、協力的な方がたです。白のブレザーを着こんでのステージです。ホールが「狭く」感じられます。ヴァイオリン独奏に続いての力強い男声コーラスで、クリスマスに向けた楽しい、確信に満ちた心が甦るのです。
センターに働く善意の人々の熱意が実を結ぶ時です。
このセンターで活動しているそれぞれの団体は、それぞれの働きで精いっぱいであるのですが、しかしセンター全体としての在り方が、どんな働きをするところなのか、ちょっと心を向ける時間があってよいでしょう。
携わる人たちが、小さな企画、小さな行事、小さな打ち合わせのひと時を共有して、他の人々が尊い働きをしていることに気づいて喜びを感じることができればよいと思います。雨貝行麿